Self-love episodes #01~#06

3月の国際女性デーの際、6人のkelluna.girlsの「self-love episode」をインスタで連載しました。

プロのモデルでもなく、身近に感じられる彼女たちの容姿に関する悩みと、それを克服するまでのストーリーを公開することで、多くの方から「自分もこのままで良いんだと思えた」等のDMをいただきました。

彼女たちをイラスト化したBODY POSITIVE T-SHIRTのオンライン販売を機に、今回ブログに6つのself-love episodesを再掲します。

元気のない時、自分の容姿に悩んでいる時、大切な彼女にもっと自信をもってもらいたい時、是非読んで見てください。

▶︎目次

01. 細さを隠すオーバーサイズの服にサヨナラ     

02. 私だけのバレー仕込みの脚と高身長      

03. 大人ニキビも私のチャームポイント      

04. 締まってみえるお得なキャラメル肌 

05. 体重で感じる女性としての幸せ 

06. 精神疾患からボディ・アクティビストになるまで 

********

 

【01. 細さを隠すオーバーサイズの服にサヨナラ】

MAI's episode(写真左)

細い。華奢。
日本では細いことを美と捉える人が多い中で、「細い」は褒め言葉として使う人も多いかもしれない。けど、そんな言葉を私が前向きに捉えられるようになったのは、ここ数年のこと。

「もう少し太った方がいい。」
「それ以上痩せたら不健康。」
「細すぎて心配。」
「運動する必要ないのになんでするの?」

どれも実際によく言われた言葉たち。
健康的に沢山食べているにも関わらず、
体質的に細くいれてしまう。
けど私は、この細さこそがコンプレックスだった。

なるべく細さを隠せるよう、体型を強調しないオーバーサイズの服を選び、
着たい服よりも隠せる服を選んでいた。
健康な生活を送っていても、華奢なせいで人に心配をかけてしまうなら、隠そうと思った。

「We are perfectly imperfect」

そんな自分の身体も悪くないな、ありのままを見せても怖くないと思ったのは、この言葉との出逢い。そして、同じように様々なコンプレックスを持つ人の話を沢山聞けたことがきっかけだった。特にkelluna.の撮影では、多様な体型の人々に出会うことができた。

私から見たらとても素敵だな、羨ましいな、と思うことも、その人にとってみたら受け入れられずにいたコンプレックスだったり。
とても驚いたのと同時に、
みんな自分のように葛藤している部分もあるんだ、というホッとする安心感に溢れた。私が人の個性を素敵だと思うように、私の細さも個性。

今では、身体のラインが見えるレギンスを撮影で履くようになるまで、自分の個性を受け入れられるように。今自分だから着こなせる服、好きな服を自由に思いのままに楽しめていることが嬉しい!To love yourself is to understand you don't need to be perfect! :)

 

【02. 私だけのバレー仕込みの脚と高身長】

KAEDE's episode(写真右)

中学生だった頃、凄くショックを受けた出来事。
それは、部活でバレーのユニフォームのパンツのサイズが、みんなはSかMだったのに、私だけLLだったこと。
そして、その時監督もチームも全員笑い、そこから一気に身長の高さをはじめとし、体型がコンプレックスに。 
なるべく大きく見えない行動や服装ばかりするように。

背が高くガタイのいい身体や、
学生時代のバレー仕込みの太い足。

そんな自分がいやで、自虐ネタで誤魔化したり無理なダイエットをしたり。
目標のモデルを待ち受けにし、鏡で見比べて落ち込んだり。
長年コンプレックスで固められて生きてきた。

2018年に初めて"self- love”という言葉を聞いた時、「自惚れ」とか「自信過剰」をイメージしてしまい、正直いい印象を受けなかった。
しかし、きちんとその考え方や背景い触れることによって私のコンプレックスがいつしか魔法のように消え、こんなにも自分変われるんだと感じた。

背が高いことも、
kelluna.の撮影で他の方にモデルのようだと、褒めてもらえた。
様々な体型の人とも出会い、これが私らしさだと思えた。
kelluna.の考え方や色んな人の価値観に触れる中で
"self- love”の本当の意味がわかった。

無理なダイエットや、誰かが決めた美しさの定義の中で苦しんでる人がいたら、
少しでも心が軽く前向きになれますように :)


【03. 大人ニキビも私のチャームポイント】

TAEMI's episode

ハタチを迎えた頃、頬をはじめニキビが表れた。
次第に頬から顔全体に広がり、繰り返しできるようになり、ニキビ跡も目立つようになった。
食生活の見直し、基礎化粧品の見直し、ニキビ専用の製品を使い、皮膚科は5箇所以上通った。

初ボーナスの使い先は、美容皮膚科での高額レーザー治療。
何を試しても劇的な変化はなく、毎朝鏡に向かう度、自分の顔の醜さにため息をついていた。

そんな生活を7年し続けていた中で、ボランティアとしてボリビアへ行くチャンスが訪れた。
そこには、先住民の割合が半数近く、肌の色も浅黒い人達が多かった。
職場では、私の肌の色の明るさや童顔なアジア系の顔がうらやましがられた。
「いいなぁ、いいなぁ、若く見える秘訣は何なの?」と声をよくかけられた。
もはや、大人になってからのニキビが若さの証とすら感じた。

その時、私は気づいた、結局私達は、自分にないものねだりをしているだけじゃないか。
肌の色が黒ければ白くなりたがり、シワやシミを無理やり消そうとしたり。
固定概念の美に自分を近づけるために本来の自分のあるがままの美しさを忘れているのではないか、と。

今ではすっぴんを見られても大丈夫!
なぜなら、ニキビがあったって、私の顔は羨ましがってもらえる。
チャームポイントなのだ。

kelluna.の理念であるBeauty comes from self-loveとは、
本来の自分自身を見つめ直してあげること、そしてありのままの自分を愛し、
育ててあげることなのだと、私自身の経験を通して非常に共感した。
このメッセージは日本の女性だけでなく世界中に発信していく価値のあるものだと強く思う。

 

【04.締まってみえるお得なキャラメル肌】

YUNA's episode

大学3年生の頃、初めて痩せるための「ダイエット」をした。
最大5週間で8キロ痩せた時もあり、体重が落ちていくのが快感と変わった。

「凄い痩せたね!凄い!」と沢山言われた。
それもそうだ、週7で有酸素をして、食事はほとんどとらなかったから。
痩せていくことが快感になると同時に、ゴールを見失った。
痩せても、足りないと思い、ダイエットは終わらなかった。

痩せる前は体型がコンプレックスだった。
しかし、痩せても「まだ足りない」といったジレンマで体型はコンプレックスのままだった。

それに加えて、人より焼けている地黒肌が嫌で仕方がなかった。

当時、「髪はサラサラ、体は細い、肌は白い」が「美」の王道だったから。

数年間コンプレックスと戦った後、米国に留学をし、そこで初めて痩せるためではない「ボディメイク」に出会った。当時、ハンガリー、ドイツ、アメリカと様々な国の友人とトレーニングの話になり、
いかに自分たちが鍛えた身体が素晴らしいかという自慢大会になったのだ。
彼女たちは、上腕二頭筋がバキバキ、お尻も大きく、以前の私を縛り付けていた「美」の定義とは異なるのに、とても生き生きと、そして前向きに運動を楽しみ、自分推しだった。

私は運動した際、何カロリー消費して何キロ痩せたかメモをとり、「痩せるための方法」にしていた。
しかし、その日をきっかけに、段々「楽しむためのライフスタイル」に変わった。

体重は15kg増えた。
脂肪と筋肉をつけることで、日常生活でできることの幅が広がった。それが嬉しかった。

そして何より、焼けた肌が筋肉を引き立ててくれた。

多くの筋トレ女子が、タンニングマシーンを使って、あえて肌を黒くみせている中、
私は生まれ持った地黒の色こそが、カラダを綺麗にみせてくれた。お得!

運動をライフスタイルとして楽しみだしたと同時に、肌の色も大好きになれた。

私は「動けるカラダづくり」が楽しい。自分がより一層好きになれる。
もちろん、何を楽しいと思うかは人それぞれ。
もし、self-loveできずに悩む人がこれを読んでくれたならば、
時間をかけてでも自分に一番合ったカラダやライフスタイルを見つけることからスタートしてほしいなと思う。
beauty comes from self-love❤︎


【05. 体重で感じる女性としての幸せ】

NANA's episode(写真右)

小さいときから痩せても太ってもいない平均体重で、どんな服でもサイズが合ったし、自分の体形が気になって着れない服がないなんて事もなかった。
ダイエットもした事ないし、好きなものを好きなだけ食べて、運動もほとんどしてこない人生だった。20代までは、カラダに関して、比較的平和な人生を送ることができた。

しかし、30代を迎え、代謝が落ち、これまで無かったところに脂肪がつくようになって、初めて自分の体型のせいで好きな服を着れないという辛さを知った。
初めてのことに戸惑い、過去にダイエットをしたことがなかったため、正しい知識もなく、無理やり炭水化物を抜いて力づくで痩せようとしたこともあった。
しかし、リバウンドの繰り返し。この先、自分は好きなものを食べたり着れない坂を転がり落ちていく一方なのかと、不安でいっぱいになっていた。自
分はダイエットや体型で悩むこととは無縁だと思っていたのに。

そんな中、32歳で念願の赤ちゃんを授かった。
これをきっかけに、私は女性の体型の変化に関して考え方が変わった。
妊婦となった今、日々大きくなっていくお腹が愛おしくて、あえてお腹のぽっこりを強調するようなニットワンピとかを着ている。
妊娠以前は、ずっと気になってた体型も体重も、今では幸せを感じる。

確かに、妊娠したら、体重は増えるものではあるが、
これを機に私は女性である以上、こうして年齢、ホルモン、妊娠など様々なライフステージの変化によって体型も変化していくという根本的なことに気づいた。
20代のころのままでいれたら、それは自然な女性の在り方ではない。
そして、女性でいることがどんなに幸せなことかと。なので、出産後も、一人の人間を生んだ自分の身体を褒め、愛し続けていこうと思う。

女性は年齢や妊娠、出産によって体型は変わりゆくもの。今感じてるコンプレックスも10年後は全く気にならなくなってるかもしれない。
その時その時のありのままの自分を肯定して愛してあげることが大切だと、妊娠を経て感じた。妊娠中もfitness for fun♡

 

06. 精神疾患からボディ・アクティビストになるまで

ADA's episode(写真左)

私は、今ボディ・アクティビストとして、『ボディポジティブ』の大切さを発信している。ルックスに囚われない美の在り方を追求するムーブメントを起こしたいと思っているからだ。


「ボディポジティブ」
この言葉を知ったのは5年前のこと。

当時、体型に自信のなかった私は、それを理由に19歳で精神疾患を患い、大学を中退し、4回の入退院を23歳まで繰り返してきた。

そして入院中に、読んでいた本の中に『ボディポジティブ』という概念が海外では流行しているということを知り、調べると、様々な体型の女性たちが胸を張ってカメラの前に立っていた・・・!

プラスサイズの人、車椅子に乗った人、生まれつき身体障害のある人。
大きなシミが顔にある人、背が高い人や低い人。

彼女たちが、自信に満ち溢れていることが、震えるほど伝わってきた。

私も彼女たちのように胸を張って生きたい。
その時心底思った。

精神疾患を患った自分も、彼女たちに倣いたい。
その一心で、ボディポジティブやセルフラブについて勉強をしていくうちに、自分の存在を肯定できるようになっていた。

そして、私も、かつて彼女たちから受けた感動を、今苦しんでいる人たちに与えたい。

そんな強い思いのもと、元々の職場も退職し、今の活動を本格的に開始した。

その過程で、kelluna.との出逢いがあり。
「Beauty comes from self-love.」
このメッセージやブランドの意義に共感し、今回のBody Positive T-shirtのイラストは私の強い想いも込めて描いています。

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kelluna. girlsたちの想い、イラストレーターさんの想い、現地の作り手の想い、そしてkelluna.の想いがたっぷり込められたbody positive T-shirt、現在オンラインストアでも販売中です。 
これを着ることで、少しでも自分に自信が持てたり、周りをエンパワーするきっかけになれば嬉しいです。

また、self-love episodesは今後も定期的に連載予定です。もしご自身のストーリーをシェアしてほしいという方がいれば、DMもしくはメールでご連絡ください。

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"Beauty comes from self-love"

Yuna Maekawa, Founder of kelluna.